フェイクファーの暖かい冬物コート。
お尻辺りまでの長さもちょうどよく、 重宝しました。
かれこれ7年位着たかな。
7年!
自分で書いてびっくりしたけれど、7年使ったのかと思うと感慨深いものがあります。
フェイクといえど、ファーなので、とても暖かくて、真冬でもダウンの代わりになりました。
ダウンって暖かいけれど、ダウンを買ったことがありません。(カジュアルなおしゃれが出来る人はダウンが似合うんだろうな。そして「おしゃれな人」って、カジュアルも着こなせる人の事をいうのだろう、とずっと思っている。。)
7年も着たら、
そりゃファーもヘタってきます。
毎年春に、クリーニングに出しつつ、着ていたけれど。
今年も、例年通り、さぁクリーニングに出そう!とはなりませんでした。
なんかもやもやする…
そう、何だかもやっとしたのです。
これ、私、次のシーズンも着るか…??着なくない…??
実際、この冬に、1つコート(コーディガン)を買ったのです。
そのコートは少し薄手なので、ファーのコートの方が暖かいけれど。
でも、ファーのコートは、腕周りが細めに作られているので、ニットを着てから着ると、動きづらい&肩が凝るのです。
今季流行った、ふんわり袖のニットなんて着ようものなら、絶対に腕が通りません。
そもそも、私がそのファーのコートを買った当時は、ほぼ毎日膝(上)丈のワンピース(orスカート、トップスはぴったりしたもの)を着て、ロングブーツを履いて、、ギャルではなかったけれど、今季、街では全く見られなかったファッションをしていた頃です。
今は、もうそんな膝(上)丈のスカートやワンピースを着ないので(売ったり、譲ったり、捨てたりして持ってすらいない)、この冬、そのコートの出番も殆ど無かったのです。(何より、新しいコート買ったしね笑)
いらなくない…???
流行は変わる、好みも変わる
流行は数年(数十年)単位で回ってくる、といいます。
回ってきても、確実に以前の形とは「少し」違っています。
ここ2年くらい流行っていて、しかしもう流行も終わりかけになりそう(?)な、ワイドパンツやふんわり袖。これって昔も流行ったような。。(70年代ってこんなイメージもあります)
でも、確実に、昔とは違う。
流行は回るから、持ち続けるとまた着られるかもしれない、、ちらっと頭をかすめても。
次の流行の時には、また「少し」どこかが変化しています。
そして、その「少し」の差が、ダサくなるかならないかの分かれ目だと思います。
流行物にしてみても、他の人とは違う、個性になり得る「少し」の差、それを個性と捉えてもらえるのは、きっと、ファッションカリスマのほんの一握りの人だけです。
一般人の「少し」の差は、きっと、なんかちょっと変だよね…と思われそう。
若ければ、それがスタイルなのね、で終わることもあるでしょうが、30も過ぎたらそうはならない。。
そもそも、その流行がいつまたやってくるかわからないし。
冬物のコートで、こうもぐるぐる考えを巡らせることになるなんて。
結局、さようなら
そうは言っても、7年も大事に着たコート。
もう着ないよ、と思いながらも手放せずにいました。
自分は気に入っていても、さすがにこんなお古のコートを売ることはできません。
売るに売れない、着ることもない、クローゼットを開け、見るたびに悩む、。
もう、捨てよう。
見るたびに、気持ちが重くなってしまう、それが1番の手放し理由でした。
もう手放し時、なのは分かっているのに、あぁどうしようと思い悩む。
クローゼットを開くたびに思ってしまうなんて、不健康極まりない!
そのコートのスペースが空いて、スペースもすっきり、気分もすっきりです。
捨てた後に、後悔したらどうしよう、なんて思っていましたが、後悔どころか、すっきりしかしない(笑)
こんなことならさっさと手放せばよかった…とさえ思います。
でも、こうして悩めたのは、きっと大切にしていたからなのだろうな。
どうでも良いものはスパスパ捨てられるから。
そう思うと、過去の自分は、良いお買い物ができていたんだな。
今の自分も、悩み悩んで、すっきりしたということは、良い捨てができたんだな。
捨てること、1つ1つに学びがある今日この頃です。