我が家は一馬力。
そう、我が家は、一馬力。
主人の収入のみで生活しています。
私は妊娠をきっかけに、正社員として働いていた会社を辞めました。
立ち位置は一緒?
正直、自分の収入源が絶たれることに不安がありました。
家族も増えるし、お金はきっともっと必要になる…。
何より、決して多くはない給料ながらも、「自分の収入がある」ことは、私にとってすごく大きなウエイトを占めたのです。
主人の給料のみ、主人に「おんぶに抱っこ状態」、そうなると、家庭内、夫婦間でイーブンの関係は築けない、そう思いました。
私はさらに、奨学金の返還もあるので、それも主人に払ってもらうことになります。
となると、、立場が同じじゃなくなる…!これは危機だ…!!言いたいことが言えなくなってしまう…!!!と慄いたのを覚えています。
主人は口が裂けても、「オレが稼いだ金だ!」「誰のおかげで生活しているんだ!」なんて言いません。(世の中に、そんなことを言えてしまう男性もいる、というのはおいといて。)
そのことも、専業主婦の価値も、十分分かっているつもりです。
それでも、自分に収入がない、という状態は、私の精神衛生上、非常に良くない、と感じたのです。
少しでも稼げると良いよね。
妊娠中は、会社を辞めて急に暇になったことや、初めての出産に対する不安等から、余計に悶悶とする時間がありました。
そうしたら、渡りに船とはこのことかと言わんばかりに、会社を辞めてしばらく経ったころ、中学生の子どもに勉強を教えて欲しいと頼まれ、週2回家庭教師をすることになりました。
「収入」と言えるほどのものではありませんが、少しでも、生活費の足しになったり、私のお小遣いにはなりました。
何より、「私も少しはお金を稼いでいる」という事実が、かなり心を軽くしました。
そして、今も、教育関係の仕事を週1回出来ている、そのことも、心を楽にしてくれています。
実際、生活できるの?
一馬力で生活できるのか、と言われると、今のところ、できています。
主人は普通のサラリーマン(30代)なので、大体このくらい?と想像に難くない収入だと思います。
正直、私は毎月の主人のお給料の額をきっちりとは知らないし、ボーナスの額もよく知りません。
主人が家計管理をしてくれるので、私は、渡される生活費で生活するだけです。(ボーナス時には、わぁいとハッピーになるお小遣いもくれます)
どちらか一方しか、収入のことを知らないというのは、家計的に良くないと言いますが、主人は全く無駄使いをしないし(そもそも殆ど買い物しない…ミニマム…!!)、信頼しています。
「どっちが家計管理をしても、ギリギリだし一緒」と言っていたので、そんなに使えるお金もない、というのが現実のような気もしますが。
しかしギリギリながらも、一馬力でやっていけているというのは、強みだと思います。
私も決まった額で生活をする、初めこそ、「無理ー!」と思いましたが、どうにかなっています。
私の浪費も減り、生活をミニマムにするきっかけにもなりました。
そして、もし今後何か起きた場合でも(主人の急病とか)、私が働けば良い。
いざとなると、今の賃貸暮らしを解約して、お互い持ち家の実家に戻っても良いわけです。(私の実家には、部屋はもちろん、家まで1つ余っています…。)
そして、私がバイトを増やすと、今の生活費位は、毎月稼げるはず。
娘の学校や習い事が始まると、もちろん、お金はもっと必要だとは思います。
しかし、今の生活スタイルだと、もし突然何かあっても、なんとかなるだろうと思えます。
二馬力で、収入の殆どを使ってしまうような生活だと、常に不安だったはず。
一馬力で、やれるところまでやってみる、というのも、生活のダウンサイジングや、ミニマム化に繋がり、経験してみて良かったと思います。
…まぁしかし、お金はあるに越したことはないけれど!笑
賢いお金の使い方を、日々、実験中です。